滑川H邸徹底解剖 ⑪農家の座敷の清々しさ
今度は、前ノ間から座敷を見てみましょう。 部屋は8畳、前ノ間と同じように、い草シートが3列に敷いてあります。 正面中央に丸柱の床柱〈とこばしら〉があります。 左側に床〈とこ〉、右側に両開きの押入と神棚、柱を挟んで右側に仏壇… 続きを読む »
今度は、前ノ間から座敷を見てみましょう。 部屋は8畳、前ノ間と同じように、い草シートが3列に敷いてあります。 正面中央に丸柱の床柱〈とこばしら〉があります。 左側に床〈とこ〉、右側に両開きの押入と神棚、柱を挟んで右側に仏壇… 続きを読む »
現在、エアコンのいらない家として新築している「沼田T邸」をご紹介いたします。 沼田というのは群馬県沼田市のこと。 上越線の線路脇の広い敷地に約200年前の古民家が残されていました。 詳しいことは分かりませんが、この地域の有… 続きを読む »
あんしん解体業者認定協会が運営するサイト「コノイエ」で 代表の山田が取材を受けました。 「エアコンのいらない家」の仕組みや意義について語っています。 マンガの吹き出しのようなデザインで、インタビュアーさんとやり取りしています。 ぜひ、ご… 続きを読む »
座敷から前ノ間のほうを見てみましょう。 現在は、い草シートが3列敷いてあるので畳が隠れていますが、 前ノ間は6畳です。 右側が玄関土間、左側が大阪障子、正面が「通り土間」との境の転用障子+壁です。 特徴的なの… 続きを読む »
玄関から中に入ると、すぐにガラス戸があります。 その戸を開くと、前ノ間〈まえのま〉とも言うべき6畳の部屋が現れます。 パッと目に付くのは、格子戸です。 1間半(9尺=2,730㎜)の間を4枚建てとしています。… 続きを読む »
ぐるっとまわって、東側の妻面です。 2階の梁間(建物の幅)が2間半(4,550㎜)なので、小ぶりなかわいさが際立っています。 妻面に正対して見ると、破風板の形がよく分かりますね。 写真左側(南側)の軒の出は約4.5尺(1,… 続きを読む »
1階西側の妻壁を見てみましょう。 この壁も、全面に押縁下見板を張っています。 2階は内部の梁が少し外に出ていましたが、こちらはすべてフラットです。 この押縁下見板は、厚さ2分(6㎜)程度の下見板を下から少しずつ重ねて張り、… 続きを読む »
西側の妻面を見てみます。 妻面とは、屋根の棟と直交している面のことです。 滑川H邸の場合は、建物の側面になります。 ここは通常、真壁として小屋梁と化粧貫を見せるやり方が定番です。 しかし滑川H邸では、押縁下見板を張って梁組… 続きを読む »
縁側の足元を見てみましょう。 まず、高さ50㎜程度のコンクリート製基礎があります。 基礎には床下換気口が取り付けられています。 基礎の上に土台が廻っています。 サッシを載せている縁框〈えんがまち〉と土台の間には床下をふさぐ… 続きを読む »
玄関の右側には引違いの腰窓があります。 その下の腰壁は押縁の板張りです。 ガラスは真ん中だけ透明で、周りは摺りガラスです。 中央上下の細く囲まれた部分だけは、ガラスが梨地〈なしじ〉模様になっています。 梨地とは、表面が梨の肌のようにザラ… 続きを読む »
1階に注目してみましょう。 間取りでいうと、右側が玄関、その左側が縁側、写真では見えませんがその左側が戸袋です。 掃き出しのアルミサッシの上はガラスの欄間になっています。 欄間は柱間の2間半(15尺=4,550㎜)を3等分… 続きを読む »