滑川H邸竣工しました ③キッチンは20cm下がり
改修前、前ノ間の東側には玄関から続く「通り土間」がありました。 今回の改修ではここにキッチンを新設しています。 もともと通り土間は、2階が載っていない下屋でした。 天井は張られておらず、屋根裏がそのまま見えていました。 床… 続きを読む »
改修前、前ノ間の東側には玄関から続く「通り土間」がありました。 今回の改修ではここにキッチンを新設しています。 もともと通り土間は、2階が載っていない下屋でした。 天井は張られておらず、屋根裏がそのまま見えていました。 床… 続きを読む »
二間続きの和室のうち、前ノ間はダイニングに変更しました。 壁の仕上げは座敷と同じですが、床を畳敷きから板張りに変えて テーブルや椅子を置けるようにしています。 現在、古民家を改修する場合は、座敷は残すもののそれ以外の部屋は… 続きを読む »
沼田T邸、上棟後の様子です。 建物のかたちが分かりやすい写真を見てみましょう。 屋根のかたちに特徴があります。 写真の左側が南面になります。 屋根はふつうの切妻屋根ではなく、北側が段違いになっていますね。 反対側(北側)か… 続きを読む »
これまで15回にわたり滑川H邸を解剖してきました。 最後に総括として、小屋裏に見える部材の名称と力の流れを解説して 終わりにしたいと思います。 部材の呼び方は地方や人それぞれで異なりますので、あくまで私流です。 まず、これ… 続きを読む »
小屋裏を深掘りします。 以前も書きましたが、ハツった曲がりのある小屋梁がふんだんに使われているのが 分かります。 梁の側面を見ると、墨で何か書いてあるようです。 これは水墨〈みずずみ、[陸墨:ろくずみ]とも〉… 続きを読む »
ハツリ跡の次は、野地板に着目してみましょう。 1間(1,820㎜)を5等分した垂木の上に野地板が載っています(参照:出桁造り)。 野地板は厚みが3~4分(9~12㎜)程度で、丸太を挽き割ったままの 耳付き板(スギかな?)で… 続きを読む »
2階の廊下から天井裏を覗いてみました。 内部は曲がりくねった小屋梁で組まれていました。 現場で見たときは真っ暗だったので詳細は分かりませんでしたが、 この写真を見ると樹種はヒノキのように思われます。 ちょっと驚いたのは、小… 続きを読む »
味のある階段を上って2階を覗いてみましょう。 2階は2部屋あります。 西側に8畳、東側に6畳。 1階の座敷と前ノ間の直上に位置します。 写真は西側の8畳で、2階の廊下から部屋の南側を見たところです。 左側のガ… 続きを読む »
今度は、前ノ間から座敷を見てみましょう。 部屋は8畳、前ノ間と同じように、い草シートが3列に敷いてあります。 正面中央に丸柱の床柱〈とこばしら〉があります。 左側に床〈とこ〉、右側に両開きの押入と神棚、柱を挟んで右側に仏壇… 続きを読む »
座敷から前ノ間のほうを見てみましょう。 現在は、い草シートが3列敷いてあるので畳が隠れていますが、 前ノ間は6畳です。 右側が玄関土間、左側が大阪障子、正面が「通り土間」との境の転用障子+壁です。 特徴的なの… 続きを読む »
ぐるっとまわって、東側の妻面です。 2階の梁間(建物の幅)が2間半(4,550㎜)なので、小ぶりなかわいさが際立っています。 妻面に正対して見ると、破風板の形がよく分かりますね。 写真左側(南側)の軒の出は約4.5尺(1,… 続きを読む »