深い軒で夏の日射をカット
隙間をあけた目隠し塀が通風を確保します

浦和M邸[新築・戸建住宅]

軒や庇は夏の日射を切れる長さに

100坪の敷地に建つ比較的大きな戸建住宅です。敷地の南側が道路なので日当たりの確保に苦労することはありませんでした。定石どおり、南側を大きく開くプランニングとしました。北側最頂部との高低差をつけられたので、風の抜けも問題ありません。夏の日射を確実に切れるように必要十分な軒の出、庇の出を確保しています。

南側と北側の高低差がある風を抜くには有利な建物形状

軒や庇を深めに出して夏の日射をカットする

通風をさまたげない塀のデザイン

建物の南面から道路まではかなりの距離があります。道路との境界に塀があっても、通風はさほどさまたげられないと思われます。ただ、風通しをより確実なものにするため、塀のデザインは隙間があいたものにして南からの風を逃さないようにしています。

塀のデザイン

隙間から風が通る

除湿型放射冷暖房機を2台連結

(意匠設計:ケミカルデザイン一級建築士事務所、写真:小島純司)